八ッ場ダム:群馬県吾妻郡長野原町を流れる吾妻川をせきとめ、首都圏への水供給を主目的とした多目的ダムで、昭和27年(1952年)国によって計画されました。
この川は浅間山・草津白根の山麓の水を集め、関東平野の入り口で利根川に流れ込む 一級河川で、上流には“関東の耶馬渓(やばけい)”と呼ばれるすばらしい吾妻渓谷や、鎌倉時代に源頼朝によって発見されたと伝える大自然につつまれた静かな川原湯温泉があります。
しかし、ダムの建設によって渓谷のかなりの部分と温泉街のすべてが水没するとか。
この地を守るために 祖先たちが幾世代にもわたって造ってきた石仏が山の中腹や道の辻にたくさん遺っています、ダムができた時どこに移すのだろうか。
国土交通省は地元での激しいダム反対闘争を経て平成5年度から本格的な工事に着手し、ダム総事業費をいきなり2110億円から4600億円に倍増する提案を出した。
国指定の景勝地や環境破壊など巨大な負の遺産を残さないためにも、また無駄遣いのツケを国民に回さないためにも、八ッ場ダムの必要性を治水・利水の両面から再度精査・見直しの世論が高まった、最もな話である。
明治の太政官制度以来 連綿と続く官僚体制は、いったん決定された政策はどれだけの時間や経費を費やそうと、実行させなければ責任問題を負わされるのであろうか。
いま、官僚は天下り先確保のために?、必要もない施設を?湯水のように税金を使い造っている。
平成15年秋、日本石仏協会埼玉支部の一泊研修旅行が協会理事の角田尚士さんの案内で長野原町で行われた。
山峡を走るバスの横揺れによる車酔い?、二日酔い? のためあまり撮れなった.....
残念!! |